大阪市：～屋根葺き替え作業3日目：仕上げ～

前日の続きで、地瓦のケラバ部分を葺きます。
（寸法に合わせてサンダーでカットします。）
ここまできたら終わりが見えてきました。
袖瓦（ケラバ）の取付け、棟金具に45㎜角材を取り付け、
角材に沿ってハイロール（乾式面戸シート）を貼り付けてます。
※ハイロールは従来の面戸に比べ作業効率が良く、
99％の軽量化が見込まれ、更に耐久性はズバ抜けて優れています。

貼り付けたハイロールに棟の丸瓦を、パッキン付きビスで固定します。
これで葺き替え作業は終了です。

最期の工程、水洗い仕上げをします。
業者によっては、この水洗い清掃をしないところもあります。
（雨が降ったら、汚れは流れ落ちるから！）という声を何回も聞いた事があります。
実際には雨が降った程度ではきれいに落ちません。

黒系の瓦の場合は、瓦をサンダーでカットした際の粉塵が白色なので、
付着すると目立ちます。
その上を職人は歩いて作業するので、当然靴跡も残ります。
雑巾で水拭きするとその時はきれいに見えますが、乾燥したら
瓦が白っぽくなってしまいます。
その為、汚れ具合で道具を使い分けて清掃します。
こちらの現場ではやわらかめの毛先のブラシでゆっくりとこすります。
（愛情を込めて‼）

水洗いをするとどの程度違いが出るかというと、、、
写真を見たら一目瞭然です。
左側は水洗い清掃をした後で、右側は水洗い清掃前の状態です。
しかも濡れた状態ではなく、水洗い清掃して30分経過し、瓦は乾いています。
お客様に喜んで頂けるなら、こうしたひと手間を
"街の屋根やさん姫路店"は惜しみません。

ベランダの笠木板金、元々は劣化していた上に
コーキング塗りまくりでしたが、新設しました。

屋根葺き替え工事完了！！