姫路市：カラーベストの表面劣化で葺き替えを決断【横暖ルーフ】

ご相談のお電話を頂き、即日お伺いしました。こちらは無料点検した際の画像です。
40年の間に一度補修をされたみたいですが、
経年劣化による表面の捲れやクラックが多数ありました。
施主様はこちらの画像をご覧になり、葺き替えを即決されました。

秋雨前線と台風の影響で不安定な天気が続く中、最高の工事日和！
施工箇所は15㎡で屋根材も入荷している為、工事は一日で終わる予定。
棟板金、貫板の撤去からですが、棟板金を止めている釘は５本抜けていました。
既存のベスト捲りでは、見た目以上に劣化しており、
持っただけで割れてしまう瓦が何枚もありました。

既存のブリキ系（水切り、ケラバ）を撤去したら、
和箒を使って丁寧に清掃します。（燃える一般ゴミと金属系を分別して土嚢袋へ入れIN）

9㎜のコンパネを取り付けたら、横暖ルーフ用の軒先水切りをビス止めします。

防水シートを貼り付けます。通常ですと次の作業日までの間に
雨が降っても下地に雨水が浸み込まないよう端部を長めにカットしますが、
今日はこののま新規の屋根材を葺くので長めにする必要がありません。

ケラバ板金（横暖ルーフ用）を取り付けます。

横暖ルーフ（ブラック）本体葺き！
本体同士の重なりに隙間がないように軒先側からしっかりとはめ込み葺き上げます。
本体をカットする際は板金用のハサミをしようします。
※丸ノコをしようしている業者さんがいます。
確かに作業は早く済みますが、カットした際に出る鉄粉が
少しでも屋根に残っていると"サビ"が出てそのまま屋根に付着してしまいます。

棟に貫板を取り付けたら、ハサミとツカミという道具を使い棟板金を加工します。
そして棟板金を等間隔で釘止めします。（貫板に打つ込む）
最期に釘頭にコーキング処理をします。
（釘が抜けたり、釘穴から雨水が浸み込まないようにする為）
さあ、完成です！