日本瓦への葺き替え工事、（三州瓦のいぶしを使用）

既存瓦、葺き土撤去作業

既存瓦の撤去作業ですが、職人９名投入し、現場は活気に満ち溢れています。
久しぶりの、瓦から瓦への葺き替え工事なので、みんな張り切ってます。(笑)
この日も厚い一日ですが、空調機を装備したり、細目に水分補給して熱中症対策しています。
瓦を捲ると葺き土が見えてきました。（土の量が多いなぁ・・・)

しかし、棟際付近の瓦を撤去すると、ご覧の通りかなり水を含んでいる葺き土が。。。
結局棟の瓦全体が湿っており、場所によっては水が流れ出る箇所もありました。
これは下地が心配になります。

捲った瓦はウインチ（昇降機）で慎重に降ろし、ダンプまで運搬します。
葺き土は土嚢袋へ適量入れウインチで降ろします。
２日掛かりそうなボリュームですが、大人数なので昼過ぎには大方目途が立ちました！

既存の野地板は良い意味で予想を裏切り、張り替えなくても大丈夫でした。

既存の野地板の上から。12㎜のコンパネを新設します。

防水シートが貼り付け終わり、地瓦を葺く為の下準備！
桟木を打ち付ける位置を正確に測定し、墨ツボを使って印を付けます。
（桟木は瓦を固定する為）
この作業が一番重要で、仕上がりが決まると言っても過言ではありません。
だからこそ、正確かつ丁寧にしなければなりません。

ウインチで新しい瓦を大屋根に上げます。１束づつ綺麗に並べて置きます。
一日掛かりで材料上げを終えました。翌日からはいよいよ地葺き開始です。

連日天候に恵まれ作業がはかどります。まさに地葺き日和です。

袖側に（ケラバ側）高さ調整する為の土を入れ瓦を固定します
棟は土を使わず、タワーロック（棟金具）に45㎜角の木材を固定し、
ハイロールを貼り付けます。

壁際の板金を加工し取付けて、、、

葺き替え工事完了！日本瓦も"街の屋根やさん姫路店"にお任せ下さい。