では、基礎の劣化にはどんな原因があるのか見ていきましょう。幾つか原因があり、乾燥収縮が1番多いとされています。
因みに乾燥収縮とは、空気が乾燥する影響で基礎内部に含まれている水分が蒸発して起こる現象です。
このような現象が起きてしまう理由ですが、固定されたコンクリートだと引っ張り合う力に耐え切れなくなり、ひび割れてしまうからだとされています。
その他にも、気温の変化や地震等も原因の1つとして含まれています。
このようにいろんな原因がありますが、何が起こるか分かりません。
その時は大丈夫でも確実にダメージは蓄積されています。
ひび割れを起こしたまま放置していると、いずれ雨漏りする可能性が出てくるので要注意です。
例えば、雨樋に落ち葉が溜まって排水性が悪くなると、雨水が上手に排水されずどんどん溜まっていき、溢れた雨水が地面に落ちてきます。
そうなると、雨水は周辺に飛散してしまうので、基礎の劣化部分から内部に侵入してしまう可能性があるんです。
特に台風の時やゲリラ豪雨には注意が必要で、雨水が内部に入り放題になると白蟻が繁殖しやすい環境になリやすくなります。
対策として必要なのは、外壁同様定期的に点検が必要です。
ポイントも外壁と同じで、ひび割れの有無や色褪せが挙げられます。
因みにもし、基礎が部分的にでも濡れていた場合、地盤の水分を吸収しているか雨水が跳ね返ってきている可能性が高いのですぐ専門業者に点検を依頼してください。