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現場ブログ
高砂市で台風被害の屋根を葺き替え(1日目)：街の屋根やさん姫路店

工事1日目：連棟の瓦屋根、シーリング塗り過ぎの衝撃画像がこちら…

漆喰部分にもシーリングとは実に恐ろしい！一年に一度はこのような現場があります。
こんな適当な工事は許せません。
またこのようにシーリングまみれだったら、瓦の捲りも大変です。
カッターで切り目を入れないと簡単には剥がれません(><)

屋根やさん姫路店、総力戦の瓦捲りスタート

一枚づつ捲れないんですよね～
剥がせたと思ったら、
何枚かつながっているし、
途中で割れてしまうし、

通常の捲りの1.5倍時間が掛かります↘↘↘
ある程度捲って一か所にかためて置き、
ウインチ（昇降リフター）を使って、古い瓦を
下に降ろし、ダンプへ積みます。

実際にウインチを使って瓦を降ろしているところです。上で一人、下で一人、通行人はいないか？

確認しあって作業します。（一番気を遣いますね。。。）

土を取って掃除してコンパネ新設かと、、、

いつものようにちり取りを使いながら葺き土を撤去します。（ここは土の量は少なめです。）

後は掃除してコンパネ新設かぁ！と思いきや・・・

トントン葺きと言われるものでした。
僕らは「トントン」と言ってますが、これは昔の
防水シートの役割をする物です。
【解説】トントン葺き
ヒノキ科の一種で "サワラ" と呼ばれる木を
薄く削った物で水気に強く腐食しにくい為、
防水効果があり、更に湿気を逃がしてくれます。
"土居葺き"（どいぶき）、
"杮葺き"（こけらふき）とも言われています。

トントン捲り、下地調整、垂木取付、モルタルカット、屋根裏掃除。　　　　　　　ここからはトントン拍子(^^♪

このトントンはなかなかの強敵です。

捲ろうとすれば粉々になってしまうし、

この作業をする時に限って風が強く舞ってしまう。

慎重且つ迅速に土嚢袋へ入れていきます。

矢印部分：野地板の重なっている部分を電動丸ノコでカットし、屋根全体をフラットにします。

35㎜の角材を455㎜間隔で取り付けます。

取り付けた垂木の高さよりはみ出ているモルタルを、サンダーでカットします。

野地板の一部を捲り、屋根裏の掃除をします。

（瓦カス、土、木屑、長年のホコリ、ネズミの糞、ハチの巣等屋根裏にはあります。）

掃除が終われば野地板の復旧をします。

コンパネ新設、防止シート貼付け、養生

①12㎜のコンパネを新設　②防止シート貼付け　③ブルーシート養生
今日からはサマールフィングを使用します。
（従来のアスファルトルーフィングは、夏場は歩いたそばから溶けて剥がれ靴底にベタベタと付きます）
外観上も悪く、また表面が剥がれる事で防水効果の低下が懸念されます。
最後に、連棟なのでしっかりと雨仕舞します。

これで今日の作業は終了致しました。工事２日目はガルテクト本葺き、仕上げとなります。