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現場ブログ
神戸市西区：瓦屋根の棟葺き替え工事実施。

～棟瓦の葺き替え～　作業初日

工事前の大屋根の状態です。地瓦は多少のズレはありますが大きな損傷等はないようです。
今回は棟の瓦葺き替え、ノシ瓦３段です。

巴瓦と鬼瓦、そして壁際の漆喰までが工事の対象となります。

がんぶり瓦、ノシ瓦、漆喰、葺き土を解体して土嚢袋へ入れます。
今回は足場が無いため、ウインチ（昇降機）を使えません。
よって梯子を使って土嚢袋で降ろさなければなりません。
この上り下りが結構足腰にきます。（最近翌日に響きます。。。）
当社はまだ若手がいますが、屋根やさん全体的に高齢化が進んでおります。(笑)

瓦や土を撤去したら、周辺の掃除をします。
この時棟際を重点的に掃除します。
（漆喰の跡があるラインはカッターを使ってできる限り綺麗にします。）

シルガード（黒南蛮）を使って棟の土台づくりをします。
※仕上がりが同じ高さになるように両端に糸を張り、糸の高さに合わせて南蛮を入れます。
ここが一番重要なのです。
今日は結構暖かめなので、１～２時間置いて乾き待ちします。
（すぐに作業してノシ瓦を置くと潰れてしまうからです。）

１段目のノシ瓦を並べていきます。
これも糸を張って高さを合わせます。
すべて乗せ終わったら、ノシ瓦とノシ瓦の重なり部分にコーキング処理をします。
時間的に続けてするのは難しいので、ブルーシートで養生をしておきます。
明日には土台の南蛮も完全に固まっているので、
ノシ瓦の２段目、３段目と続けて作業ができます。