HOME
現場ブログ
明石市にて、大屋根の漆喰工事

古い漆喰の撤去～新規漆喰新設工事

着工前の状態です。
屋根瓦の状態は非常にいいです。暫くは大丈夫です！！
漆喰は全体的に表面の黒染みが目立ちます。
数か所で苔が生えているので、そこの部分は湿気が逃げていないのでしょう。

既存の漆喰を捲っていきます。
通常よりもスカスカ感があり、かなり薄塗りでした。
苔が生えているところの葺き土は、予想通り湿り気がありました。
今日は天気もいいので、完全に乾いてくれると思います。
土はフラットな状態になるように削ります。
ハケを使い、捲った漆喰、土を掃除します。
職人によって違いはありますが、掃除のあと続けて磨き作業をする人もいれば
全部を捲り終わってから磨きをする人もいます。

磨きとは、土の下側にある地瓦に元々の漆喰の跡や汚れがあるので、
カッターや、ブラシを使って綺麗にする工程の事です。
これをキチンとしていないと、漆喰を塗った時に汚れが付着してしまい、
汚い仕上がりになってしまいます。

新規の漆喰を塗っていきます。
先ずはネタを作りますが、これも職人によって様々です。
柔らか目が好きな職人、硬目が好きな職人、微妙に作り方が違います。
また、夏と冬でも作り方（水の量）が違います。
漆喰をバケツ半分位まで入れ、コテ押さえを２～３杯程入れ
好みの固さになるように水を加え、撹拌機を使ってよく混ぜます。

新規漆喰コテ押さえ：隙間なく漆喰を押さえながら土に付けます。
但し、上にある瓦より前に飛び出る位の量を塗ってはいけません。
雨水に直接触れる事のないようにしなければ、すぐに湿気でカビが生えたり、
黒ずんでしまいます。そうなると漆喰自体が呼吸出来なくなり、通気性を失われ
雨漏りの起因になりかねません。
もし、自分の家の漆喰が、上の瓦と同じか飛び出てるかなぁと感じたら、
すぐに街の屋根やさん姫路店へご連絡下さい。無料点検にお伺い致します。